子猫ブリーダーのお店すこの成立ち

すこねこ店長ブログ ~お店「すこ」の成立ち

子猫ブリーダーのお店 すこ

私がブリーダーになる最初のキッカケ猫

第一章 「マイケル」との出会い

私は小学2年生頃から猫とずっと一緒に生活してきました。

最初は近所に飼われていたワンちゃんとずっと遊んでいたのですが
小学校低学年の当時の私は、純粋に話しかけたら返事をしてくれて、
悲しい時に話しかけると「くぅ~ん…(ヨシヨシ)ペロペロ」的な反応に
周りの人間より愛着や好きと感じて一緒にいたように思います。

小学2年生の時、学校の帰りに出会った1匹の子猫

レッドタビー&ホワイト(茶トラ&白)の猫ちゃん。

「かわいいっ!」と声をかけたら顔をスリスリさせてくる。
喉の下をこちょこちょするとずいぶん大きな音で「ゴロゴロ♪」

「じゃあね」と離れようとすると「トコトコ」くっついてくる。

困った私は少しイジワルで「ウチまで付いてくるなら飼ってあげるよ」
実際2~3キロ離れた家まで来るわけないだろうと
分かっていながら、言ってみたのです。すると…

ちょこちょこ、せっせとついてくる…

これはどうしよう…と思いましたが

たまに走って隠れてみたり、何かに興味を示した隙に早歩きで距離をとったり…

ですがその子猫ちゃんは私が見えなくなるとダッシュをして追いかけてくるし

もうこれは「ついていけば飼ってもらえる」と本気でついてきてるなと…

半ば諦めかけたところで家が見えてきた。

当時私は団地に住んでいて、しかも一番上の階。

(これは流石に階段上ってまでついてこないだろぅ)

団地の周りを翌日もウロウロしてるなら最初の学校そばまで
送ってあげればいいかな?程度で考えていたのですが

もうピョンピョンしっかりついてくる(笑)

結局ウチまで来ちゃったしw
今は誰も家にいないからと、勝手にミルクあげたり
魚肉ソーセージあげたり(今では絶対NGですが笑)して
部屋に連れ込んで遊んでいると

「ソワソワ…にゃあにゃあ」言い出してウロウロ…

「あ、トイレ行きたいのね!」と直感で感じたのでウチのトイレへ

ドア開けてご招待w(わかるはずないのにね。子供でアホでしたからw

トイレ周りをソワソワぐるぐるしだしたので
「あぁ、やり方わかんないよね?この上あがってこの中におしっこかウンチするんだよ!」
って子猫ちゃんに言ってました、私w

そしたら

ぴょんっと飛び乗って

腰をかがめておしっこもウンチもしたのですw

当時の私は教えたから出来るのは当たり前だと思って

「気持ちよかったね!」「またしたくなったら言ってね!」と
何事もなかったように、また子猫と遊んでました。

嘘みたいですよね(笑)

でもその後、うちの母が帰ってくるまで更に2度ほど
トイレに自ら行って用を足していたんですよね(笑)

そして母が当然怒りましてw
(団地住まいですしねw当然動物飼育は禁止でしたし)

でも私も子猫ちゃんが可愛くてかわいくて…折れたくなかったのです。

母が「トイレはどうするの!砂がなきゃトイレできなくて死んじゃうんだからね!」
とか言われた記憶があります。

そこで私は

「トイレならそこ(トイレ指差して)で普通にできるし、何も悪い事なんてしないよ!」

母「そこで!?ウソ言わないの!!」と当たり前の流れに…w

その子猫に「ほら、そこのトイレでおしっことかできるよね?やってごらん?」て
さも当たり前に言う私。

トコトコ…ぴょん

母「あんぐり」(本当にあんぐりと声は出してませんw)

ぷりぷり…シャーって流れでトイレからでてくる子猫

母「あんぐり………」(本当に…w)

私「はっ!」
「あぁっ!流せないのは仕方ないから!」

「猫だから!それはオレがやるよ!」(焦って取り繕おうとする私)w

って(笑)(そこ?

すごいすごい!飼おう!可愛い!すごいすごい!

結果トイレで用が足せた子猫ちゃんの勝利!

団地だけど飼うことになりました。
(ダメなことなので良い子は真似しない様に!w)

更に夜。
俗にいう不良の兄が帰ってきて
猫飼うことになったからと告げると
「ふぅ~ん。あっそ。オレは世話とかしねぇからな。邪魔なら蹴っ飛ばすから」
とかなんとかひどい事言うもんだから
「あの人には近づいたらダメだよ。殺されるよ」
って告げ口したのは内緒です。

まぁ本当に賢い子猫でして
翌日の朝 トイレで用を足すその子猫を兄が見て
「へぇ。頭いいなぁ。ホワッツマイケルみたいじゃん」
(なんで驚かないんだよwチミもアホなのかw)
で、結果として兄に「マイケル」と名付けられてしまうのでした。

その後マイケルは私の言いつけを守り、兄が来ると私の後ろにサッと隠れ
夜は一緒に寝るようになり…とても可愛い弟?ができたような感じでした。

母に「でも猫は砂をかいてトイレするものだから…この新聞紙の上でしてごらん?」
と勝手にトイレ作ってそこでするように教えちゃったものだから
便器でトイレをしていたのは1~2か月で、それ以降はその母作のトイレで用を足す
普通の猫になってしまいました。(あ~ぁ残念)

ウチの家庭環境は、お世辞にも良いとはいえない環境でしたので
幼少期の私にとって「マイケル」は癒しそのものだったと思います。

当時アトピー性皮膚炎だった私はクラスでもイジメられていたし、
近所からも不良の兄の横暴のせいでだいぶ悪く言われ、独りぼっちでした。

そんな中「マイケル」の出現と存在はまさに「光」そのものでした。

なので「猫は癒し」というのを実体験で経験しているからこそ
今ブリーダーをしているという偶然は
マイケルがいたからこその必然と思えてなりません。

まぁ今思えば、だいぶ奇跡的なすごい猫と出会えたのですけれど、
彼(マイケル)の伝説はこんなもんじゃありません(笑)

今回は第一章ということでこのへんで
注意!色々と現在ではNGな事もちょこちょこ出てきてましたが何十年も前の事なので忘れてくださいね(笑)

続編要望多ければ第二章も書きますので感想あれば教えてくださいね。