猫ちゃんを迎えたい方

猫ちゃんを迎えるにはどこからが良いのか?

猫ちゃんを迎え入れる方法

猫ちゃんを家族にする場合は主に下記のどちらかからになると思われます

【ペットショップかブリーダーから購入する】

【保護猫を譲渡してもらうか野良猫(地域猫)を保護する】

それぞれどう違うのか一般知識と説明をしていきたいと思います

ペットショップ・ブリーダーから購入する

ペットショップを営んでいるブリーダーさんもいらっしゃるのですが

ここでは一般的なペットショップ様とブリーダー直販について説明します

まずペットショップとブリーダーからの購入は

「家猫(イエネコ)である」「血統書付きが基本で出自が分かる」

この二つが主に選ばれている理由となります

ペットショップ

最近では大型量販店に大きなペットショップが入っていることも多く
買い物のついでに並んでいる犬・猫を眺めているうちに「愛着」が沸いて…
というのが一般的な購入の流れになるかと思います

まず、この「ペットショップ」は主に「日本のスタンダード」であって

ペット先進国ではありえないことなのです

なぜ先進国ではありえないのか? 

ここをチェック!

先進国の場合「ブリーダー」か「譲渡会での譲渡」による方法で
猫ちゃんかワンちゃんを手に入れるのが常識となっています

ペット先進国の考え方は基本「動物」「人間」の扱いは対等が基本です
なので愛玩動物の取扱いは「専門職(ブリーダー)」
として認定している人に限っているのです
それでもやはり捨てられてしまったり、不幸な愛玩動物を保護する非営利団体等に
よって集められた動物たちを「譲渡」する譲渡会によって新しいご家族に迎えてもらう
という二つの方法が「スタンダード」になった理由です

では「ペットショップ」だとなにか問題があるの?

私も最初に猫を購入したのはペットショップでしたし、問題があるとすれば…
「値段が高い」「アフターケアがない」「誤情報の拡散」
「店員の人が専門知識のない人だった時に適当な対応される」
「ペットショップ独自のルールで余計な金額や契約が増える」

などが挙げられるかなと思います
勿論良心的なお店も多いのですけれど…

実際、私が購入した店舗では引き渡し時についてきた「ミルク」と「エサ」は
「犬用」でした。(缶も袋も似ていたので家に帰るまで気づかず…)
まぁそんなことは普通はないのでしょうが、私は運が無かったのでしょう(笑)

これに注意!

「誤情報」
最近見かけるのは「MIX」として記載し、血統として存在している猫種のように 見せている店舗。
※「スコマンチ」も「MIX」です。MIXは雑種の一種と思われがちですが 「血統書の付けられない認められていない種」という事です。
つけられますと謳っているお店は限りなく怪しいです。
これは知識のない一般のお客様を騙しているのと同じで詐欺に相当する事です。
基本的にブリーダー様から仕入れていると謳っている店舗であるなら、
そのブリーダーさんも血統書の付けられない怪しい繁殖をしている
「闇ブリーダー」の可能性も出てきますので、十分にお気をつけください。
※すこねこ店長ブログ「純血種や遺伝性疾患の知識」スコティッシュフォールドのブリーディング項目参照

ここがいいね!

・気軽に見れて「見つける」ことができる
・ほとんどの店舗で動物保険の取扱いがある為安心できる

「ペットショップ」個人的なおススメ度

次にブリーダーからの購入について説明します

ブリーダー

そもそも「ブリーダーって?」という質問をよくされます
猫ブリーダーとは…猫を交配・繁殖させて適正に飼育しお客様へ販売する仕事を指します
ブリーダーとして独立開業するためには「第一種動物取扱業」
取得と専門知識の資格か実績」が必要となります

現在「第一種動物取扱業」の取得は厳しい審査の基
「愛護センター」の監修が入りますので
有資格者かご自身で確認する事をおススメします
(掲示板のみで販売している闇ブリーダーもいますので注意)

ペットショップへ卸したり、競り市へ出したりする方もいらっしゃいますが
当方のようにブリーダー直販をしている方々も少なくありません。

ここがおススメ!

ブリーダー直販の場合、中間マージンなどが発生しない為「価格が安い」
基本的に「純血種」の交配・繁殖をさせているので「出自」が安心である
専門知識を有しているので、お客様へ適切なアドバイスやサポートができる
猫の場合「完全室内飼育」の徹底や、人との共生に適した猫を提供できる
お客様の購入後のアフターケアをおこなっているブリーダー様が多い

こんなブリーダーには注意!

実在しない猫種を繁殖・販売している(スコマンチ等)
繁殖にあたり禁止になっている配合を行っている
もしくは禁止配合などの質問に即座に答えられない
実在する猫血統書発行団体の名前を使って「嘘の情報」を発信している
現状・空輸が可能と謳っている

注意点は一般のお客様ではなかなか気づきにくい点だと思います。
「ここがいいかな?」と問合せした結果「なんか怪しいな?」と
感じたところがございましたら当方まで遠慮なくご質問ください。

「ブリーダー」個人的なおススメ度

保護猫の譲渡会・地域猫の保護

現状保護猫の譲渡を行っているのは
「動物愛護センター」「NPO法人の保護猫施設」
「ボランティア団体による譲渡会」など様々

「地域猫」というのは基本は「野良猫」です
地域猫活動とは野良猫ちゃん達をその地域のボランティアさんなどで共同管理して
不幸になる猫を減らす為に避妊、去勢手術をしたり、長生きできるように
「エサ」を与えたりしてその地域に共生できるように
果てはどこかの飼猫になれるようにとの思いで活動することを指します

保護猫の譲渡会

先に書きましたとおり、譲渡会というのも沢山行われています
「まず最初に」
譲渡会というものは殺処分などを無くす目的で行われる非営利活動です
様々な理由で保護団体に保護された猫ちゃん達
飼い主が見つからなければどうなるでしょう…

そうです、悲しくも不幸な末路を辿る猫ちゃん達も
過去を遡れば星の数ほどいることでしょう

そこで「保護活動」をしてその不幸な猫ちゃん達を
1匹でも減らすように努力している方々が
「生涯幸せに暮らしていけるように」
新しいご家族との橋渡しをする

それが『譲渡会』です

基本的に近年の譲渡会の里親募集のハードルはとてつもなく高いです
一例)この中で当てはまる人は不可
・単身者・高齢者・同棲カップル・身分証無し・飼育経験無し
・賃貸マンション・小さいお子様のいるご家庭
・4時間以上留守にする事がある方・飼われる環境視察を断る方
・完全室内飼育ができない方・パートタイマーやアルバイトの方等々…

当然この条件というのはそれぞれ理由があります
例えば、日本の代表:サ〇エさん一家の様に
猫を放し飼いにして飼い、ご飯をあげるときに
家へ入れてあげる…こんな当たり前の事が
今の動物愛護の観点でいえば完全NGです。
(私も小さい頃はそうやって動物と触れ合ってきた人間でした)
毎年行われている「動物取扱業責任者講習」でも
猫は「完全室内飼育」と講習しています
例であげた同棲カップルの場合は別れたら
「その猫ちゃん」の行き先は?等の後々の事を
考慮したうえで決められている事が多いです。

これには色々複雑な想いも交錯してますので正解は無いのですが
「保護猫譲渡活動」をしている方も様々です
・歪んだ正義感や愛情・他を見下す態度なども問題視されています
そして「保護猫譲渡を受けたい」方々も十人十色です
・「可哀そうな猫を飼うんだ」というような考えや
・その「保護猫」をSNSで晒して同情を誘うなど…

「単純に猫を飼うのにお金をかけたくないから」

という人はそもそも猫を飼う心構えから勉強しなおして
「新しいご家族を一人増やす」
という事を本気で悩んでいただき
では、どこから選ぶべきか決めよう!というのが一番
猫ちゃん達の為になると私は思っています

ここがオススメ

とはいえ「不幸な猫ちゃんを減らしたい!」と賛同される方には
「譲渡会」から猫ちゃんを迎え入れるのは大変素晴らしい事と思いますので
譲渡条件や心配な事などもよく保護活動をしている方に聞き
ご自身のご家庭で末永く一緒に生活できるのか熟考したうえでお決めください

『保護猫譲渡会』個人的なおススメ度

地域猫(野良猫)の保護

「地域猫」とはその近辺を住処して生活している野良猫たちで
その地域の方々が協力して共生できるようにして
生活(管理されている場合も有)しています。
一般的にはその協力している方の庭先で「ご飯」をもらって生活してます
エサをもらっている猫は人間慣れしている事も多いのですが
外で生活しているので【野生】です
当然カラダには「蚤」や「ダニ」も寄生していますし、子猫時代の
社会化期に人間と慣れ、生活音に慣れるような子はまずいません。

私の最初の飼い猫「マイケル」はこの野良猫からの飼育となりました。
その経験談は店長ブログの方で随時アップしていきますので
お暇な時にでも読んで頂けると嬉しいです

基本「野良猫」ちゃんはもう大変です。
まずはトイレの躾から始まり、蚤は部屋にまき散らす
いたずらもイエネコの比ではないはずです。
当然、外の世界を知っている猫ちゃんは室内のみでの飼育は難しく
隙を見ては外へ脱走するようにもなるので、お部屋の工夫も必要です

病気のリスクも多いので、定期的に動物病院へ通う必要もあるでしょう
「フィラリア」や「マダニ」なども犬の病気で有名ですが
猫ちゃんもかかりますので、予防接種は欠かせません。
その「野良猫ちゃんを飼う」という場合は、私もそうでしたが
皆さん何かしらの「ドラマ」があって飼う事になるケースが
あるため、思い入れは特に強い猫ちゃんとなる事も多いでしょう
かかる手間も多いですからね。余計に愛着が沸くのかもしれません

オススメポイント!

雑交配され環境に適応して増えますので野良猫は特に『強い』です。
遺伝性疾患などは「純血種」の猫ちゃんより数倍なりにくいでしょう
※ただし、外で生活している場合はリスクは増えるので検診は欠かせません

飼うにあたり、必ず必要な事。
「去勢・避妊手術」「マイクロチップ装着」
これは不幸な猫ちゃんを増やさない為に必ず行ってください
マイクロチップは万が一逃げ出した際に、保護されて帰ってくる
確率をぐんと上げてくれます
当然「捨てられる」最悪のケースも「持ち主の特定」に繋がり
無責任な飼育を止めさせることにも役立ちます。

『地域猫(野良猫)』個人的なおススメ度

どの出会いもかけがえのない縁です。猫も人も幸せになりますように♪